ボロボロになった洋服を着続ける夫
私の夫は物を大事にとっておく人で、特に洋服は15年以上前に買った物を数着今でも着ています。15年以上経ったとは言え比較的状態の良いものが多いのですが、中にはボロボロになった洋服もあります。
例えば長袖のシャツですが、襟や袖に穴が開き全体的にヨレヨレで色もさめてしまっています。さすがの夫も多少見栄えを気にしているようでインナーとして着ています。
他にもボロボロの洋服はいくつかあるのですが捨てられないようです。しかし私としては、いつどこで人様の目につくか分からないのでボロボロの洋服を着て欲しくありません。
いつもそんな洋服ばかり着ている夫を不憫に思った私は夫に洋服を買ってあげることにしました。
お正月に私は母にお年玉をあげたのですが、お礼にと母から5千円分の商品券を貰ったのです。その商品券で洋服を買おうと思い、夫と2人で冬のセールを狙ってデパートへ行きました。
夫は小柄な体型なので、いくつかお店を見てまわってもなかなか合うサイズの洋服が見つからないのです。サイズが合ったとしてもデザインが気に入らなかったり値段が高かったりしてしまうのです。
そして諦めかけたその時、あるお店でサイズもぴったりで夫好みの洋服が見つかったのです。紺色のブルゾンで早速試着すると夫によく似合っていました。
しかし値段を見ると3千円弱です。私としては5千円分の商品券のうち、2千円を夫の洋服として使い、残りの3千円は私が使おうと考えていたのです。でも夫はその洋服をとても気に入っていたので仕方なく買うことにしました。
その後、残りの2千円分の商品券に現金を足して、私は以前から欲しかった膝丈のボーダーのスカートを買いました。
帰宅して紺色のブルゾンと引きかえにボロボロになった長袖のシャツにお礼を言って処分することになったのです。それ以来夫は新品の洋服を洗濯もしないで、毎日来ています。
きっと夫はこの洋服を10年、15年先まで着続けるのではないかと思うのです。